最初に、少し厳しい話をします。 Udemyを完走しただけで、アプリが作れるようにはなかなかなりません。
これは才能の問題でも、文系・理系の差でもありません。 多くの人が「学習の目的化」という罠にハマっているだけなのです。
動画を買って、写経して、完走する。 気づいたら「勉強しているフリ」で時間だけが溶けていた……。
僕自身、ITパスポートや基本情報技術者の資格は短期間で取得できましたが、プログラミングだけは同じやり方が通用しませんでした。 なぜなら、プログラミングには「答えのある問題」が存在しないからです。
しかし、2026年現在はAIという圧倒的な武器があります。 文系学生が「写経」を卒業し、Chrome拡張の自作という“実戦”で評価されるための思考法をお伝えします。

Udemyを「完走」してもアプリが作れない本当の理由
「分かったつもり」を生む受動学習の落とし穴
「Udemyで写経したのに、自力で何も書けない」 こうした悩みを持つのは、あなたが成長していないからではなく、学習構造に原因があります。
動画学習は、どうしても受動的な学習になりがちです。 流し見ができ、コードが動けば「理解した気」になってしまう。

動画の通りにやれば動くのに、自分でイチから書こうとすると手が止まるんです……
これは、補助輪付きで自転車を漕いでいる状態に似ています。 資格試験のような「答えを覚える」戦略は、真っ白なエディタの前では通用しません。
「JavaScriptでアプリを作る呪い」を解く
初心者が挫折するもう一つの原因は、いきなり「完璧な成果物」を作ろうとすることです。 ToDoアプリやSNSクローンなどは、最初の一歩としては重すぎます。
ここで重要なのは、開発のスケールを徹底的に落とすこと。 僕が一貫しておすすめしているのは、Chromeの機能を1つだけ便利にするツールの開発です。
- 特定ページにボタンを1つ追加する
- 繰り返しの作業を1クリック減らす
- 自分のブログ運営を少しだけ楽にする
これだけで、立派な「個人開発」としての実績になります。
💡 結論: 学習を目的化せず、まずは「自分が使うための小さな不便」を解消する開発から始めよう。
AIを最強の壁打ち相手にする「自力開発」術
自分が毎日使いたい「仕様」をAIに投げる
何を作るか迷ったら、「自分が毎日使いたいか?」を基準にしてください。 適当な題材は必ず途中で飽きてしまうからです。
まずは、今日の作業で不便だったことを書き出しましょう。 それをそのままAIに投げれば、あなたは実装者ではなく「設計者」として開発をスタートできます。

エラーは「失敗」ではなく、AIとの対話ネタ
2026年現在、Chrome拡張は「Manifest V3」が完全義務化されています。 特に「service_worker」のライフサイクル管理など、初心者には難解な仕様も多いのが現状です。
しかし、これらのエラーを恐れる必要はありません。 エラーはAIに聞くための最高の素材です。
「止まるからダメ」ではなく「短命な仕様を前提にどう設計するか」をAIと議論する。 そのプロセス自体が、あなたのエンジニアとしての実力を引き上げます。
💡 結論: AIを「答えを出す機械」ではなく「設計を議論するパートナー」として使い倒そう。
なぜ「文系×Chrome拡張」が就活で刺さるのか
企業が見ているのは「課題解決への執着心」
企業は、プログラミング言語の暗記量を求めているわけではありません。 面接官が本当に見ているのは、「課題をどう見つけ、どう対処したか」というプロセスです。
Chrome拡張は、この「ストーリー」を語るのに最適な題材です。
- 自分のこんな困りごとを見つけた
- それを解決するために、あえてこの機能を実装した
- 開発中に起きたこのエラーを、こう考えて乗り越えた
こうした具体的なエピソードは、文系・理系を問わず高く評価されます。
ポートフォリオは「完成度」より「履歴」
ポートフォリオに、最初から完璧なものを載せる必要はありません。 むしろ、泥臭く改善した「アップデート履歴」こそが武器になります。
「ここはAIに頼り、ここは自分で考えた」と明確に切り分けて話せるなら、むしろAI活用能力の証明になります。

AIを使いつつも、仕様の意図を自分の言葉で語れる学生は信頼できますね
💡 結論: 「AIで作った」ことを隠す必要はない。それを使って「どう改善を積み重ねたか」を語ろう。
Masa流・Chrome拡張の始め方(3ステップ)
「じゃあ何からやればいい?」という人向けに、現実的なステップをまとめました。
- 作るものを決める 「毎日使う」「本気で困っている」「完璧を目指さない」の3条件を満たすもの。
- コードの土台はAIに頼る manifest.jsonや基本的なscriptはAIに作らせ、まずは動かしてみる。
- 「動くゴミ」を世に出す コードが汚くても、バグがあってもいい。動いたという事実が最高のポートフォリオになる。
最後に|理系に勝つ必要はない
「理系に一生勝てない気がする」と焦る必要はありません。 理系と同じ土俵で戦う必要はないからです。
自分の不便を見つける力、AIを使いこなす力、そして改善を続ける執着心。 これらがあれば、就活でもインターンでも確実にあなたの武器になります。
魔法はありません。でも、AIという武器は誰にでも開かれています。 それを使って、あなただけの「実績」を作っていきましょう。
💡 結論: Udemy完走はゴールではない。AIを武器に「動くゴミ」から作り始める人だけが、文系逆転を掴み取れる。


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