「設定に30分かけたのに、結局1回も使わなかった」 「効率化しているはずなのに、なぜか疲れている」
X(旧Twitter)を見ていても、こうした本音をよく耳にします。 僕自身、ITや効率化が大好きで、これまで数多くの勉強アプリを試してきました。
しかし、ある時こう気づいたのです。 「勉強を楽にするためのツールで、なんでこんなに消耗しているんだ?」と。

この記事では、基本情報技術者試験に合格した僕が辿り着いた「ITを使いすぎない勉強法」を正直にお伝えします。
結論はシンプルです。 「コスパで試して、タイパに投資する」。
この順番を間違えると、勉強はほぼ確実に続きません。
なぜ勉強は続かないのか?原因は「根性」ではなく「設計」にある
まず前提として、集中力が1時間も持たないのはごく普通のことです。
むしろ、長時間集中できない自分を責めている人ほど、無駄にエネルギーを消耗しています。 問題の本質は「集中力」の有無ではありません。
- いつ休憩するか
- どこまで進めたか
- 今日どれだけ頑張ったか
これらを「自分の頭」で管理していること自体が、挫折の大きな原因です。
「判断」を仕組みに丸投げする
人間の脳は、判断の回数が増えるほど疲弊します。 だからこそ、僕は「集中」と「休憩」のタイミングをシステムに任せることにしました。
そこで役立つのが「Focus To-Do」というアプリです。

Focus To-Doは「やる気」に頼らないための装置
僕がこのポモドーロ系アプリを高く評価している理由は、機能の多さではありません。
- 25分集中する
- 5分休憩する
これを自動で区切ってくれるからです。
「もう少しやるべきか?」「今休んでもいいのか?」 この迷いが消えるだけで、勉強のストレスは劇的に下がります。
さらに、自分の努力が「ログ(記録)」として可視化されるのも大きなメリットです。 「先週より10時間も多くできた」という実感は、明日へのモチベーションに直結します。
💡 結論: 集中と休憩をシステムで自動化し、「今日どれだけやったか」を可視化することが継続のコツ。
【注意】タイパ最悪な「入力系」勉強アプリの罠
ここは少し辛口に言わせてください。 スマホで大量に文字入力をさせるタイプの勉強アプリは、効率の観点ではおすすめしません。
理由は単純です。
- 入力スピードが遅い
- 入力作業で思考が止まる
- 画面が小さく全体像が見えにくい
こうしたアプリは「勉強している感」は出ますが、実際には作業量が増えているだけで、記憶の定着にはつながりにくいのです。
AnkiのiPhone版4,000円は高い?合格者が教える現実的な答え

正直、4,000円は高いですよね…
暗記アプリの定番「Anki」について、一番正直なところを書きます。 iPhone版の4,000円(買い切り)という価格は、学生にとっては決して安くありません。
しかし、まず知っておくべき事実があります。
- iPhone版:約4,000円(買い切り)
- Android版:無料
- Web版 / PC版:無料
==iPhoneユーザーだけが有料という特殊な状況==ですが、だからこそ慎重に選ぶ必要があります。
設定は最低限でOK。Ankiの本質を見失わない
Ankiで挫折する人の多くは、設定を凝りすぎてしまいます。 復習間隔を細かく調整したり、デッキのデザインを美しく整えたり……。
でも、Ankiの真の価値は「忘れる直前に、最適なタイミングで問題を出してくれる」という一点に尽きます。
設定が苦にならず、それが効率に直結するなら触っても良いですが、ほとんどの人にとっては「デフォルトのまま使い始める」だけで十分な効果が得られます。
💡 結論: iPhoneユーザーは、いきなりアプリを買うのではなく、まずは無料のWeb版から試すべき。
失敗しないための「勉強最適化」2ステップ
ここからは、お金と時間を無駄にしないための具体的な戦略をお伝えします。
Step1:まずは「コスパ」で土台を作る
リスクゼロの無料ツールから始めましょう。
- Focus To-Do:無料版で十分
- Anki:まずはWeb版やPC版(無料)で数日試す
まずは「自分に合うか」をノーリスクで判断するのが最優先です。
Step2:慣れてきたら「タイパ」に投資する
「これは確実に効率が上がる」と確信できたものにだけ、お金を払います。
- サブスク型:使わなくなったら即解約する
- 買い切り型(Ankiなど):使い倒す覚悟ができたら購入
自己投資は、後から大きなリターン(資格合格や時給アップ)として返ってきます。
まとめ:ITは「脳を楽にさせるため」の道具
最後に、これだけは覚えておいてください。
ITは、勉強を頑張るための道具ではありません。 脳を「楽」にさせるための仕組みです。

仕組みに頼れば、根性は不要になります
3日使ってみて、 「微妙だな」と思えばすぐに捨てる。 「少し楽になった」と思えば続ける。 「明らかに効く」と思えば投資を考える。
この判断を淡々と繰り返すだけで、勉強は「苦行」ではなくなります。 仕組みの力を最大限に活用して、最小限の努力で最大の結果を掴み取りましょう。
よくある質問(Q&A)
ここでは、ITを活用した勉強法について、読者の皆さんからよくいただく疑問に回答します。
Q1. 勉強アプリを使っても、結局三日坊主になります。意味はあるのでしょうか?
結論から言うと、「三日坊主=失敗」ではありません。 むしろ、3日使って「自分には合わない」と判断できたなら、それは大きな一歩です。
本当に避けるべきなのは、合わないツールを罪悪感とともに使い続けること。 勉強アプリは「試して、合わなければ即座に捨てていい」ものです。
「効率が少しでも上がったか?」という基準だけで、フラットに判断してみてください。
💡 結論: 三日坊主を恐れず、自分に合うツールを「選別」するプロセスだと考えよう。
Q2. Focus To-Doは有料版にしないと意味がありませんか?
いいえ、無料版の機能だけで十分な効果が得られます。
このアプリの本質は、「25分集中・5分休憩」のリズムを自動で刻むことにあります。 学習ログの可視化も、無料版の範囲でしっかりと確認できるので安心してください。
もし複数端末で同期したい場合や、より詳細な分析をモチベーションにしたい場合にのみ、課金を検討すれば問題ありません。
Q3. Ankiは初心者には難しくないですか?
正直に言うと、最初は操作に戸惑うかもしれません。 しかし、それは「設定を完璧にしよう」と欲張るから難しく感じるだけです。
Ankiは、デフォルト設定のまま「カードを入れて復習する」だけで、十分に効果が出るよう設計されています。 最初から細かい数値をいじる必要はありません。
まずは「とりあえず使ってみる」という気軽な姿勢で始めてみてください。
💡 結論: 設定を凝るよりも、まずはデフォルトのまま「1日5分」触ることからスタート。
Q4. iPhoneユーザーは、やはりAnkiに4,000円払うべきですか?
いきなり払う必要はありません。
iPhoneユーザーの方も、まずは無料で使えるWeb版やPC版から試してみましょう。 そこで「自分の勉強スタイルに合う」と確信してからでも遅くはありません。
スキマ時間や移動中も徹底的に使い倒したいと感じたとき、4,000円は「時間を買うための投資」に変わります。
Q5. 勉強効率を上げるために、一番大事なことは何ですか?
一番大事なのは、「やる気」に頼らず「判断」を減らすことです。
「いつ始めるか」「いつ休むか」「今日は何をやるか」。 これらを毎回自分の頭で考えていると、脳はすぐに疲弊してしまいます。
集中と休憩はシステムに任せ、自分は目の前の課題に没頭する。 この「仕組み化」こそが、効率化の正体です。
💡 結論: 脳を「管理」から解放し、「実行」だけに集中させる環境を作ること。
Q6. ITツールが苦手でも、この方法は使えますか?
はい、むしろ苦手な人ほどこの方法は向いています。
この記事で紹介した方法は、複雑な設定を使いこなすことを目的としていません。 ITに強くなる必要はなく、ITに「代わりに考えさせる」だけです。
難しいことはシステムに丸投げして、あなたはただタイマーに従う。 これだけで、勉強のハードルは驚くほど下がります。

ITはあなたの代わりに『脳を楽にさせる』ための味方です


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