「科目Bが意味不明すぎる」 「アルゴリズムで完全に手が止まった」 「時間が足りなくて終わった」
X(旧Twitter)を見ていると、こうした声が本当に多いです。 特に、IT未経験・大学生・文系の方の投稿に集中しています。
でも、これを見ていて、僕はずっと強い違和感がありました。

それ、能力の問題じゃないよな? やり方を知らないだけでは?
この記事では、未経験から科目Bに苦戦しつつも、“慣れ”の本質を掴んだ僕自身の視点から、以下のポイントを解説します。
- なぜ科目Bで挫折する人が多いのか
- どうすれば最短距離で合格圏内に入れるのか
再現性の高い形でまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

【制度の前提】現在の科目Bはどんな試験か
まず、前提を揃えておきます。 現在の基本情報技術者試験(FE)は、2023年4月の制度改正以降、以下の形式が定着しています。
- 科目B:20問/100分
出題構成は以下の通りです。
- アルゴリズム・プログラミング系:約8割(16問)
- 情報セキュリティ:約2割(4問)
つまり、科目Bはアルゴリズムで詰むと一気に苦しくなる構造です。
一方で、情報セキュリティの4問は比較的得点源にしやすく、精神的な保険にもなります。 この前提を踏まえたうえで、話を進めます。
【SNSの闇】なぜ「科目B」はここまで人を絶望させるのか
「最初は何を言っているか分からない」のは正常
正直に言います。 科目B、初見で分かる人のほうが少数派です。
擬似言語、変数、ループ、条件分岐。 どれも日本語っぽいのに、日本語ではない独特な表現です。
だから脳がこう反応してしまいます。 「あ、これは無理なやつだ」
でもこれは、才能の差ではありません。 科目Bは、言語の試験ではなく“思考の癖(慣れ)”を測る試験です。
実際、合格者の投稿を見ていると、以下のような声がかなり多く見られます。
- 「最初は意味不明だった」
- 「慣れたら急に楽になった」
挫折する人の共通点は「問題の難しさ」ではない
多くの人は「問題が難しすぎるから挫折した」と考えがちです。
でも、実際に見てきて思うのは違います。 挫折の原因は、問題の難しさではなく“理解が浅いまま先に進むこと”です。
よくある失敗パターンがこれです。
- 問題が分からない
- 解説を読んで「なんとなく分かった気になる」
- 次の問題へ進む
- また分からない
- 自信が削れて離脱する
これは、科目Bにおいて最もコスパが悪い勉強法です。
Masa流|アルゴリズムで一番大事な考え方
原則:1問は「自分で解説できる」までやる
僕の基本方針はこれです。 1問の理解が浅い状態で次に行くのは、基本的にNGとしてください。
理由は単純で、科目Bは「知識」ではなく「処理の流れを理解できているか」を問う試験だからです。
僕は、以下の基準で判断しています。
- なぜこの処理が必要なのか
- この変数は何を表しているのか
- どこで値が変わっているのか
これらを自分の言葉で説明できないなら、まだ理解していません。
ただし例外もある|「全部深掘り」は逆に詰む
ここは重要なので、はっきり書きます。 すべての問題を完璧に理解しようとする必要はありません。
科目Bには、「明らかに難易度が高すぎる問題」や「今のレベルでは重すぎる問題」も普通に出てきます。
そういう場合は、浅い理解でもOK。 割り切って次に進んでください。
これは逃げではなく、戦略的撤退です。
- 深掘りすべき問題
- 今は割り切るべき問題
この仕分けができるようになると、学習効率は一気に上がります。
💡 結論: 1問を「説明できるレベル」まで深掘りする。ただし、難問は戦略的にスルーする。
科目Bは「才能」じゃない。「慣れ」がすべて
僕が一番伝えたいのは、これです。 科目Bは、慣れれば分かります。
これは精神論ではありません。
- 出題は典型パターン中心
- アルゴリズムは繰り返し出る
- 問題数は20問と固定
つまり、毎日触れている人が圧倒的に有利な試験です。
才能がある人ではなく、「毎日ちょっとでも触った人」が最後に残ります。
最初にやるべきこと|YouTubeの科目B解説をやり込む
もし僕が、「IT未経験」「時間が限られている」状態でやり直すなら、最初にやるのはこれです。
YouTubeの科目B解説を徹底的にやり込む。
理由は明確です。
- 擬似言語への拒否反応が一気に下がる
- トレースのやり方が目で見て分かる
- 毎日触るハードルが低い
特に、「紙に書いてトレース」して「動画で答え合わせ」をする流れは、未経験者にとって非常に相性が良い学習法です。
【予算別】Masaが選ぶ「投資価値」のある教材セット
ここは、かなり正直に書きます。 科目Bは「お金をかけた人が有利になる試験」ではありません。
ただし、時間を節約したい人にとっては“少額投資”が効くのも事実です。
しっかり理解して、合格圏内に入りたい人
(投資:約2,200円/参考書1冊分)
おすすめは1冊だけです。 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]
この本をすすめる理由はシンプルです。
- 擬似言語を日本語で噛み砕いて説明してくれる
- 図解が多く、「今どこを見ているか」を見失いにくい
- 未経験者が必ず詰まるポイントを言語化してくれる
僕の教材選びの基準は、「その内容を、自分の言葉で他人に説明できるか?」だけ。 この本は、説明できる理解まで持っていきやすい構成になっています。
注意点:読み切ろうとしない
ここだけ注意してください。この本を最初から最後まで完璧に読む必要はありません。
おすすめの使い方は以下の通りです。
- YouTubeで全体像を掴む
- 分からない部分だけ、この本で補強する
「動画 → 本」という流れにすると、理解のスピードと定着率がかなり上がります。
1円もかけたくない金欠大学生向け
(投資:0円)
結論から言います。 無料の教材だけでも、工夫して学習すれば合格している人は多いです。
やることは、次の3つに絞ります。
- YouTubeの科目B解説を毎日触る
- IPA公式のサンプル問題・公開問題を温存しつつ反復
- 解けた問題も「説明できるか?」を必ず自分に問い直す
特に重要なのが3つ目です。 正解したかどうかより、「なぜそうなるかを説明できるか」を重視してください。
情報セキュリティ4問は「精神安定剤」
ここ、意外と軽視されがちですが重要です。 現在の科目Bは、以下の構成です。
- アルゴリズム系:約16問
- 情報セキュリティ:約4問
アルゴリズムで詰まったとしても、情報セキュリティの4問を安定して取れるだけで、合格に一気に近づきます。
未経験者にとって、計算が少なくパターン暗記が効くセキュリティ分野は、貴重な得点源です。
「アルゴリズムが不安だからこそ、セキュリティで土台点を取る」 この発想は、メンタル的にもかなり楽になります。
科目Bを突破した先に見える景色
アルゴリズム理解は、資格で終わらない
これは強調しておきたいです。 科目Bの勉強は、将来のエンジニア学習と直結します。
- Reactで状態の変化を追うとき
- Pythonで処理の流れを読むとき
- バグの原因を切り分けるとき
やっていることは、科目Bとほぼ同じです。
条件分岐、ループ、変数の変化。 これを頭の中で追える力は、実務や学習で確実に役立ちます。
「慣れ」の正体は、脳内に回路ができること
最初は誰でも、こうなります。
「1行読むのに時間がかかる」 「変数がごちゃごちゃする」 「途中で思考が止まる」
でも、毎日触れていると変わります。
「あ、これ前にも見たやつだな」 「この後の動き、想像できる」
この瞬間が必ず来ます。これが慣れの正体です。 才能ではなく、脳内に回路ができただけの話です。
Masa Note 編集長による総括
最後に、この記事の結論です。
科目Bは、才能ではありません。 反復によって、脳にアルゴリズムを馴染ませる作業です。
新しい問題に次々手を出して「勉強している感」で安心するよりも、1問を説明できるまで何度も分解する。 このほうが、合格までのタイパは圧倒的に高いです。
そしてこの力は、将来あなたがコードを書くときや、バグと向き合うときにも、きっと大きく役に立ちます。
💡 結論: 毎日触れて「慣れ」を作る。解くだけでなく「説明」できるまで理解する。

科目Bで挫折していく人を何人も見てきましたが、その多くは能力ではなく『やり方』で詰んでいました。『難しすぎる』と感じているなら、それは普通のことです。毎日触る、深く理解する、無理な問題は割り切る。この積み重ねで、見える景色は変わりますよ!



コメント