
PCはそれなりなのに、夜だけ勝てなくなる…これ、実はかなり多い悩みなんです
冬休み、Apexをガチるつもりだったのに、夜になると急に撃ち合いにならない。
エイムは合っているはずなのに弾が抜ける、敵がワープする。
最悪の場合、回線落ちして味方に迷惑をかけてしまう。
僕自身、まったく同じ経験をしました。
当時はマンションの共用回線と、親が契約していた家庭用ルーターを使用していました。
ゴールデンタイム(21〜24時)になるとpingは100ms前後まで悪化。
当時の僕は「PCスペックが足りないのかな」「設定が甘いのかも」と考え、完全に方向のズレた努力を始めてしまったのです。
この記事を読む前に、まず自分の症状をチェックしてみてください。
※この記事は、後者の「夜だけ不調」に心当たりがある人向けの内容です。
夜だけラグいなら、原因はPC“以外”にある
もちろん、PCの熱暴走やバックグラウンドアプリが原因の人もいます。
しかし、「深夜は快適なのに夜だけpingが跳ねる」という場合は、経験上、回線側に原因があることが非常に多いです。
この記事では、以下の3点を僕の失敗談をベースに解説します。
- なぜ深夜は問題ないのに夜だけ撃ち負けるのか
- 良かれと思って選んだ「高いケーブル」が逆効果になる理由
- 学生が一番ムダなく環境を改善する順番
深夜は快適なのに。23時にpingが跳ね上がる残酷な現実

💡 結論:深夜に快適なのは「回線が強い」からではない。
単に周囲が使っておらず空いているだけです。ゴールデンタイムのpingこそが、あなたの環境の“本当の回線性能”だと認識しましょう。
「カクカク」には2つの種類がある
多くの人が口にする「カクつく」という言葉には、実は2つの異なる現象が混ざっています。
- PCが原因のケース(FPS問題)
- 常に画面が重い
- 視点移動がヌルヌルしない
- 時間帯に関係なく不調
- 回線が原因のケース(ping・通信問題)
- 夜になると敵がワープする
- 弾が当たっている感覚がない
- 一瞬止まる、または遅れて被弾する
僕が困っていたのは、明らかに後者の「通信問題」でした。
なぜ深夜は問題なく動くのか?
理由はシンプルで、回線が空いているからです。
マンション回線や共有回線は、以下のような構造になっています。
- 夜:動画・SNS・ゲーム利用者が増え、大混雑
- 深夜:利用者が激減し、スムーズに通れる
つまり、深夜に快適だからといって「回線が強い」わけではありません。
「夜だけ別ゲーになる」「深夜は神ゲー、夜はクソ」という状態なら、回線混雑が原因である可能性が極めて高いです。
まずは冷静に切り分けよう

以下のチェックリストに当てはまるか確認してください。
- 深夜は問題なくプレイできる
- 夜だけping(画面上の数値)が上がる
- 敵がワープしたり、弾が抜ける感覚がある
これらがYESなら、PC設定を延々といじるのはかなり遠回りになります。
💡 結論:夜だけ不調なら、まずPC設定よりも回線を疑うのが合理的。
CAT8 LANケーブルは不要?家庭環境で「逆効果」になる理由

💡 結論:CAT8は家庭用ゲーミング環境では逆効果になるケースがある。
理由はオーバースペックだからではなく、STP(シールド)構造とアース未対応環境の相性問題です。
「LANケーブルは高いほど速い」
これは、多くの人が信じている大きな誤解です。
僕もかつては「CAT8なら最強だろう」と思っていました。
しかし、調べていくうちに、この考え方がむしろ危険であると分かりました。
CAT8が「微妙」と言われる本当の理由
CAT8ケーブルの多くは「STP(シールド付き)」という構造で、本来は業務用サーバー室などで使われる前提のものです。
- STPケーブル:アース(接地)が取れており、ノイズを正しく逃がせる環境で力を発揮する
- 家庭環境:ルーターにアース端子がなく、建物側の接地も不十分なことがほとんど
この状態でSTPケーブルを使うと、シールドが逃げ場を失ったノイズの「アンテナ」になってしまい、逆に通信が不安定になるリスクがあります。
学生・家庭用ゲーミング環境の最適解
では、何を選べばいいのか。
結論、CAT6A(UTP)がベストです。
- 10Gbps対応で、現在のゲーミング環境には十分すぎる性能
- シールドなし(UTP)なので、家庭内でのノイズトラブルが起きにくい
- 価格が安く、ケーブル自体もしなやかで取り回しが良い
「安くて・確実で・失敗しにくい」ものを選ぶなら、CAT6A一択です。
💡 結論:高い=正解はLANケーブルには通用しない。家庭用ならCAT6Aが最適解。
PCのせいだと思って消耗した話。今なら言える「努力の順番」

💡 結論:切り分けを間違えると、努力がすべて無駄になる。
FPS(描画)の問題と、通信遅延(ラグ)は別物です。順番を間違えると時間だけが溶けていきます。
正直に言うと、この「原因の切り分け」が僕にとって一番ムダな時間でした。
夜に勝てなくなったとき、僕は真っ先にPCを疑い、以下のような「ズレた努力」をしてしまったのです。
- タスクマネージャーを開いて、アプリを片っ端から終了させる
- Apexのグラフィック設定を極限まで下げる
- 「PC 軽量化」などのワードを延々と検索する
しかし、夜のラグは一切変わりませんでした。
僕が困っていたのは「描画の重さ」ではなく「通信の遅延」だったからです。
誤解してほしくないこと
すべての人の原因が回線とは限りません。
PCの熱暴走や常駐アプリが原因のケースも確かにあります。
しかし、「夜だけpingが悪化し、深夜は問題ない」という条件が揃っているなら、回線側を疑う方が論理的です。
この状態でグラフィック設定をさらに下げるのは、時間効率が非常に悪いと言わざるを得ません。
💡 結論:通信由来のラグは、PCの設定をどれだけいじっても改善しない。
工事NGでも諦めない。まず確認すべき「IPv6 IPoE」
💡 結論:LANケーブルを買い換える前に「IPv6 IPoE」を確認すべき。
無料・工事不要で、ゴールデンタイムのpingが劇的に改善するケースが非常に多いです。
「回線が遅い=回線を変えるしかない」と思われがちですが、まだ早いです。
特に学生の場合、工事ができなかったり、親の許可が降りなかったりする制約がありますよね。
そんな時に確認したいのが「IPv6 IPoE」という接続方式です。
ApexはIPv6非対応。それでも意味がある理由
Apexのゲームサーバー自体はIPv4通信ですが、IPv6 IPoE(v6プラスなど)を導入すると、IPv4通信も「IPv4 over IPv6」という仕組みで混雑を回避して通信できるようになります。
- 古い方式(PPPoE):夜になると出口が大渋滞する
- 新しい方式(IPoE):渋滞ポイントを通らずに通信できる
つまり、回線そのものを変えなくても、「通る道」を変えるだけでラグが解消される可能性があるのです。
学生にとってのメリット
- 工事不要で、プロバイダのマイページから申し込むだけ
- 追加料金なしで利用できるケースが多い
- 親に「無料の設定を切り替えるだけ」と説明しやすい
ルーターがここ5〜6年以内の「IPv6対応」機種であれば、すぐに試す価値があります。
💡 結論:夜のラグは必ずしも回線変更が必要とは限らない。まずはIPv6 IPoEの有効化を。
設定で改善しないなら、回線そのものがボトルネック
💡 結論:すべて試してダメなら、それは設備・契約・構造の限界。
努力不足ではなく、インフラの問題です。
有線接続にし、CAT6Aのケーブルを使い、IPv6 IPoEも有効にした。
それでも夜だけ不調なら、残念ながら回線そのものが物理的な限界を迎えています。
マンション回線は建物全体で帯域を共有しているため、利用者が増えれば道路が細くなるのと同じで、どう足掻いても速度は出ません。
これはエイムや設定の問題ではなく、環境の問題です。

正直、一番ラクで現実的な解決策はこれなんです
夜でも安定しやすい環境を作りたい人へ
独自回線(auひかり・NURO光など)は、他の利用者との共有が少なく、混雑に強い設計になっています。
いきなり回線変更が難しい人へ
まずはリスクの低いところから、環境を整えてみてください。
※1,000円前後。古いケーブル(CAT5e以下)を使っているなら、ここから変える価値は十分にあります。
最終まとめ:その負け、本当に実力?
- 夜だけラグいなら、PCよりも回線が原因の可能性が高い
- 「深夜に快適」は、回線性能が高い証明にはならない
- CAT8ケーブルは家庭環境では逆効果になるリスクがある
- IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)を最優先で確認する

“ラグい言い訳”で終わる冬休み、今日で終わりにしよう
勝てない理由が「自分の技術」ではなく「環境」にあると分かった時点で、一歩前進です。
あとは正しい順番で、ムダな出費を抑えつつ、自分の環境に合った選択をしていきましょう。


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