MacBookを購入する際、ほぼ全員が一度は直面するのが「ストレージ容量」の悩みです。
「256GBで足りるのか?」 「+28,000円払って512GBにすべきか?」
学生や20代にとって、2.8万円の差額は決して小さくありません。
一方で「安物買いの銭失い」になる恐怖や、後悔したくないという葛藤も痛いほど分かります。
しかし、2025年後半にM5チップが登場した現在のMac市場において、256GBモデルを選ぶことは「妥協」ではなく「賢い戦略」になり得ます。

256GBで足りるのか?SNSの「ゴミ」という極論に惑わされない視点
SNSを見ると「256GBはゴミ」「唯一の後悔がストレージ」といった過激な言葉が並びます。
しかし、こうした声の多くは、すべてのデータをPC本体(ローカル)に置こうとしているケースが大半です。
「足りない」と嘆く人の共通点
動画編集やRAW写真、大量の素材を抱え込み、整理せずに本体へ保存していれば、正直512GBあっても足りません。

256GBが足りないというより、何にどれくらい容量を食うかを考えずに使っているだけのケースが多いのが現実です。
SNSの構造的なバイアスを知る
ネット上の意見には偏りがあることを理解しておきましょう。
- 満足している人: 普通に使えるので、わざわざ投稿しない
- 後悔した人: 強い言葉で不満を投稿し、拡散されやすい
2024年〜2026年の傾向を総合すると、実際の結論はもっと冷静です。 「重い用途なら不足、軽い用途+工夫なら十分」という使い手の管理能力に依存します。
キーボード選びで学んだ「安物買い」の教訓とストレージの違い
私自身、かつてキーボード選びで「とりあえず安いのでいいか」と妥協し、結局買い換えて高くついた経験があります。
そのため「Macも最初から盛るべきでは?」という不安は非常によく分かります。
しかし、Macのストレージには、キーボードのようなハードウェアとは決定的な違いがあります。それは「後からいくらでも拡張できる」という点です。
内蔵ストレージを増設するコストの正体
Apple公式の容量アップ(256GB→512GB)は+28,000円です。
一方で、外部に目を向ければ選択肢は広がります。
- 外付けSSD(1TB): 高速な外付けSSD 1TB(約1.5万円)
- クラウドストレージ: 年間1万円台
💡 結論:内蔵ストレージは「そのPC限定の消耗品」であり、外付けSSDは「次のPCでも使える資産」です。
【最新】M5世代で解消された「速度低下」の罠
かつてM2世代の256GBモデルでは、上位モデルに比べてSSDの読み書き速度が遅いという問題がありました。
しかし、M3以降(現在のM4/M5を含む)では、256GB構成でも高速なデュアルNAND構成が標準化されています。

M5世代において『256GB=遅い』は完全に過去の話。純粋に容量が足りるかだけを考えればOKです。

256GBを「1TB級」に化けさせる3ステップの運用設計
物理的な容量の少なさは、仕組みで解決できます。
STEP1:クラウドを「仮想ドライブ」として使い倒す
クラウドを単なる保管庫ではなく、PCの一部として扱います。 ファイルの実体はクラウドに置き、必要なときだけローカルに呼び出す設定を徹底しましょう。
- iCloud: 「ストレージを最適化」をONにする
- Google Drive: 必要なフォルダのみ同期設定にする
STEP2:外付けSSDを「仮想内蔵」として扱う
外付けSSDは、容量がなくなってから使う「最後の手段」ではありません。 最初から以下の役割分担を明確にします。
- 内蔵: OS、アプリ、進行中の軽量な作業データ
- 外付け: 動画素材、完成データ、重いライブラリ
補足: 2026年なら、SSDは「USB4」または「Thunderbolt 4」対応のものを選びましょう。内蔵SSDに近い速度(3,000MB/s超)が出るため、外付けであることを忘れるほど快適になります。
STEP3:限界を感じてから拡張する
最初からフルスペックを狙わず、必要になったタイミングでその時の最新の周辺機器を買い足しましょう。 浮いた2.8万円は、別の投資に回すのが賢明です。
💡 結論:256GBは「仕組みで解決できる人」だけが選べる、最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。
【警告】それでも512GB以上を選ぶべき人の条件
ただし、2026年現在の環境において、以下に該当する方は迷わず512GB以上を選んでください。
- 動画編集(大量の4K素材を保存する)
- RAW写真の大量管理・現像
- 大容量のゲームを複数インストールする
- Dockerや仮想環境を日常的に利用する
- ローカルAI生成(画像生成・大規模言語モデル)の利用

特に2026年現在は「Apple Intelligence」が進化し、多くのAI処理がデバイス内で行われます。 AI学習データやキャッシュの増加を考えると、「クラウドへの逃がし」を面倒に感じる方は余裕を持つべきです。
まとめ:256GBは「お金を最適化できる人」の戦略的選択
内蔵ストレージに払う2.8万円は、売却時の査定には半分も反映されません。
であれば、本体は最小構成で安く買い、浮いたお金を「次のPCでも使える周辺機器」や「自己投資」に回す方が、人生のリターンは最大化されます。

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